自分の中のコアを理解し、 腹落ちした活動が出来るように

今回の受講生の声は、AI系のスタートアップの創業経営者のHさんをご紹介します。
インタビューを動画で見たい方は下記をご覧ください。
今回インタビューしたのは・・・
AI系スタートアップ経営者
Hさん
AI系のスタートアップの創業経営者。会社員として国内外での事業立ち上げ等の経験を経て約10年前に起業。
受講前の悩み
Hさん:事業がアップダウンある中で、おかげさまで基本右肩上がりで伸びている状況で、起業家から経営者にならなきゃいけないという課題感がありました。ありがたいことにまわりからは、「ここが弱いよね」という指摘もいろいろいただきまして、そこを直そうと少し苦労していました。なかなか克服できないところで悩んでいました。
自分としては強みを生かした経営者になろうと考えている時期 だったんです。 強みはなんなのかだったり、自分としてどういう価値観、どういう目標を持ってやるべきなのかを言語化しなければならないという課題感 の中で本クラスを始めたのがきっかけですかね。
受講前に取り組んでいたこと
岸:起業家から経営者になろうとされている中で、どんなことをされていたんですか?
Hさん: 人並みですけど、本を読んでいました。
岸:どんな内容の本を読まれたんですか?
Hさん: 帝王学とか、孔子、古典を読んでみるみたいな。
経営者に変わらないといけない中で感じた課題
岸:経営者、リーダーとしてみんなが読むと言われているものですね。そのときは起業家から経営者に変わらないといけない中で、どのあたりに課題を感じられたんですか?
Hさん: あれもこれもやらなきゃいけないと思ってしまったところです。
岸:あれもこれもというのはいろいろな人から頼まれていろいろ受けていく中でですか?
Hさん:本を読む中でです。
岸:本を読むと経営者ってこういう存在だから、これもできないといけない、あれもできないといけないと思ったんですか?
Hさん:そうです。やったことのないところに対して、そこは大変だなみたいに感じてしまっていました。夏休みの最後の日に宿題をやっていないみたいに、あんまりやる気にならないみたいな感じでした。
プログラムを受けてみてのインパクトや変化
岸:プログラムを受けてみて、どのようなインパクトや変化があったのか教えていただけますか?
Hさん:そうですね。 無意識の中で思っていたことを言語として自分の言葉で書くことができました。 すなわち定義ができたことが大きかったと思います。 判断をする中で、仕事の判断もあれば、自分の個人としての判断、さまざまな判断の連続なので、判断の中でブレなくなったというか、「自分はこうだ」というものを持つことができたのは良かったと思います。
以前であれば弱みを指摘されると直そうと思いました。 自分の強みはここで、強みを生かして経営をしようという形であれば、苦手なところは得意な人と一緒にやるという判断ができるので、自分の中でコアを持つことができた のかなと感じています。
一緒に幹部として経営しているメンバーにも 弱いところは弱いと言えるようになりました。そこに強い人が助けてくれるようにもなりましたし、良い関係が築けるようになったということがひとつあります。
ふたつ目はプライベートでも父親の役割だったり、野球のコーチの役割だったり、実業家の役割だったり。そういった役割を定義することができて、 仕事もプライベートも自分の中でより腹落ちした活動ができるようになりました。
宣言文の中で、ストライカー兼キャプテンみたいな、よりわかりやすいメタファーがあってつながったというのは思い出深いです。ストライカーは得意だし、切り開くのは得意で好きです。そこは引き続きやっていきますし、まわりも求めているところです。
キャプテンとしては、ストライカーで切り開いたものをしっかり社会に届けるところでいくと、得意な人がいて、連携してやるとみんながハッピーになるみたいなところで、ストライカー兼キャプテンとして動ける自分はしっくりきているし、夏休みの宿題を最後まで放っておくことはないので、それは良いのかなと思います。
気づいてはいたんですけども、改めて気づきました。切り拓くストライカーとしての自分を再認識したことと、自分は意外とキャプテン気質であることに気づき、気質だからもっとガンガンやったら良いと感じました。
岸:それは今までの経営者であらなければならないと思っていたものと、キャプテンという言葉を置き換えることによって、よりしっくりきたみたいなことですか?
Hさん:そうですね。しっくりきました。経営者であらねばならないという、まわりからそうあるべきだと求められてそうしていた自分に気づくことができました。これは大きかったと思います。
岸:「こうあらねばならない」と思って、それに寄せようと思っていたけど、自分らしいキャプテンとしてのチーム・組織の率い方みたいなところに気づいたということですか?
Hさん:そうです。ストライカー兼キャプテンという自分のリーダーシップスタイルが、自分の中でわりとしっくりきたところです。そこは発見かなと思います。
たとえば開発部門は、サッカーでいうと少しバックウィング。そこは任せる。開発の人はよりコミットメントを持って、より良い関係になっているかなと感じます。
あとはビジネス部門のミッドフィルダー役のポジショニング、 自分が明確になったから向こうも明確になった のかなと思います。補完関係だということを再認識できたことは大きいかなと思います。
岸:組織としての上と下の関わりではなくて、よりサッカー的な連携のハブみたいな認識ですか?
Hさん:そうですね、その認識ができました。 自分は上にいるのではなくて、前にいるストライカー兼キャプテンであるという形が良いことも定義できました。
気づきを深める上で効果的だったこと
岸:気づきを得る、または深めるために、このプログラムの内容や講師の関わりで効果的だったと思われることがあれば教えていただけますか?
Hさん:ワークで事前にワークシートを書くのですが、そこは自分ひとりでやっているのでよくわからない世界です。ただ、 無意識の中から少し情報を出すことはできるので、そのあと岸さんと話す中で、 岸さんから先ほど抽象度の高い質問という、どんどん煮詰まってきましたということはあると思いますけど、 その対話を通じて、自分の中で取り出した情報をさらに解像度を高くすることができと思います。
自分だけで考えても、自分が一番自分のことをわかっていないことがある ので、その中でプログラムを通じて、ワークを通じて、そのあとのセッションを通じて、しっかり腹落ちできる形で言語化できたことは大きかったと思います。
受講をおすすめする人
岸:このプログラムは、どんな課題やニーズを抱えている人に最適だと感じられますか?
Hさん: 起業家から経営者になろうとしているみたいな人 には良いのではないかなと思います。
岸:なるほど。起業家から経営者になろうとしている人は、どんな変化を求められている人ですか?
Hさん:ゼロイチのところが終わって、ある程度事業もできてきて、それを安定的に横展開していくとか、スケールさせていきたいみたいな人です。
岸:そのときに結構役割が変わりますか?
Hさん:はい。役割が変わるところでいろんな人とコミュニケーションをしなければならないです。軍隊でいうと特殊部隊しかなかったところ、トップでゼロイチをやっていたところから横展開します。空軍陸軍みたいなものを作るとすると、いわゆる特殊部隊のトップじゃなくて軍曹みたいになっていきます。
そうすると、そもそもどこに行くんだっけとか、そういうコミュニケーションも必要になってきます。 自分がどういうスタイルでやっていくんだみたいなところ、自分の適性はなんだろうかみたいなところを考えている人が良いかなと思います。
岸:その人にとって気づきを得られるかということですかね。それは本を読んでいるだけだと気づかないものがありますか?
Hさん:はい。 本は自分ではないので。 当然それはそれで大事ですけども、自分の中で自分を知って、本を読んで自分を知って、一番合うものはなんだろうというプロセスが大事かと思います。それは 自分と対話をしないとわからないところがあるし、意外にみんな自分がわかっていない ということを改めてこの経験を通じて感じました。
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